この学習って、どんな意味があるの?と思ったら
2026/02/19
低学年のお子さまが
たし算プリントに取り組んでいる様子を見て、
「ずっと同じことをくり返しているな」
「これって、本当に意味があるのかしら」
そんなふうに感じたことはありませんか。
学校の授業やテストでは特に困っていなさそうだと、
なおさらそう思われるかもしれません。
けれど実は、
2年生、3年生以降の算数が安定して伸びていくためには、
いまの学習が、
“この先にどうつながっていくのか”を
そばで見守る大人が見通せているかどうかに、
大きく関わっています。
算数は、
たし算・ひき算・かけ算・わり算と
単元ごとに分かれているように見えますが、
実際には、一本の道のようにつながっています。
小1の算数では、たし算を通して
順序数、数の合成、十進法といった
その後の算数すべての土台となる考え方を学びます。
ここがあいまいなままだと、
小2で始まるたし算のひっ算で
つまずきやすくなってしまいます。
当教室では、
お子さまがプリントごとの習得基準に達するまで、
同じプリントに5枚、10枚、
ときには20枚以上くり返し取り組むこともめずらしくありません。
ただし、これは
指導者が「もっとやりなさい」と
無理に続けさせているわけではありません。
学習を進める中で、
「まだ少し不安だな」
「もう少し確認しておきたい」
と、お子さん自身が感じ、
「あと〇枚やりたい」と希望することが多いのです。
そして、
「もう大丈夫!」と思えたときには、
自然と習得基準にも到達しています。
当教室が大切にしているのは、
暗記やパターンを覚えることではありません。
指を使って数えたり、
教具を使って数の動きをイメージしたり、
頭の中で数を動かしたり。
そうした経験を重ねながら、
お子さま自身が
「自信をもってできる」状態になるまで
時間をかけて定着させていきます。
同じプリントに取り組む時間が続くと、
周りの大人のほうが不安になったり、
「まだかな」と焦ってしまうこともあるかもしれません。
けれど、
学習のタイミングはお子さま一人ひとり異なります。
その時間を
「この子にとって必要な過程」と受け止め、
焦らずに見守ることができると、
学習の土台は、
より豊かに、そして着実に安定していきます。
算数が少しむずかしくなってきたと感じたときも、
どこでつまずいているのか、
どこに戻ればよいのかを的確に見極めて
すぐに軌道修正できると、
「なんだ、そういうことか」と
無理なく克服できることが多くあります。
当教室では、
かけ算の理解のためにたし算に戻ったり、
わり算の定着のためにひき算を見直したり、
算数教具を使ったイメージ学習を取り入れるなど、
お子さま一人ひとりの状況に合わせて、柔軟に指導しています。
低学年のお子さまが
いま取り組んでいるたし算も、
中学・高校の数学へと続く
一本の道のはじまりです。
いまは見えにくくても、
学習の価値は、あとから必ず見えてきます。
お子さまの学習についてご心配なことがありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。


