100点より大切なもの 〜子どもの自信を育てる声かけ〜
2026/04/20
こんにちは。世田谷区桜丘・千歳船橋の個人塾、桜丘学習教室です。
今朝、テレビで「インポスター症候群」という言葉を耳にしました。
周囲からは十分に評価されているのに、
「自分に自信がない‥」「本当はできていないのではないか」と感じてしまう状態のことだそうです。
番組の中で印象に残ったのは、
子ども時代のテストの点数に対する親の声掛けが、
大人になってからの自己評価に影響している、という話でした。
たとえば、99点を取ったときに「あと1点どうして取れなかったの?」と言われる。
100点を取っても「気を抜いたらだめだよ」と言われる。
こうした言葉が積み重なると、
子どもは「どれだけ頑張っても足りない」
「自分はどうやっても認めてもらえない」と感じやすくなります。
もちろん、将来もっと力を伸ばしてほしい、という思いからの声掛けです。
ですが、その一言が、
子どもの中に「自分はだめかもしれない」という種を植えてしまうことがあります。
また、100点を取ったときの褒め方にも少し注意が必要です。
「100点とってすごいね!」と点数そのものを褒め続けると、
子どもにとって “100点を取ること” 自体が目的になってしまうことがあります。
すると、100点でないと自分を認められない、という苦しさにつながることもあります。
100点というのは、学習内容をしっかり理解し、
そのテストのタイミングでミスなく力を発揮できた、という結果です。
もちろん素晴らしいことですが、
小学生の時期に大切にしたいのは、そこに至るまでの「日々の取り組み」です。
褒めるポイントは “点数” ではなく “過程”。
「すごい!」だけで終わるのではなく、
「がんばったね」
「毎日コツコツやっていたよね」
「ママは○○くんが頑張っていたのを知っているよ」
といった声掛けが、子どもの心にしっかり届きます。
そしてもう一つ大切にしたいのは、比べる相手です。
点数で友達と競うのではなく、
「昨日の自分と比べてどうかな」と考えること。
「前よりできるようになった」
「昨日よりスムーズに解けた」といった、
自分自身の変化に気づけることが、本当の意味での成長です。
テストの点数も、そのための “道具” の一つだと感がてみてはいかがでしょうか。
将来を見据えたとき、「明日はきっともっとできるようになる」と、
自分の可能性を信じられるようになることが、何より大切です。
自信とは、「何でもできると思い込むこと」ではありません。
うまくいかないときや壁にぶつかったときに、
「それでも自分なら大丈夫」「もう一度やってみよう」と思える力です。
これは、これから長い人生を歩んでいく上で、とても大切な力です。
当塾でも、結果だけでなく、少しずつの取り組みや、小さな成長の変化を大切にしています。
一人ひとりの「できた」を見逃さず、
小さな成功体験を積み重ねることで、自信を育てていきたいと考えています。
子どもたちが将来、壁にぶつかったときに、
「自分なら乗り越えられる」と思えるような心の土台づくりを大切にしながら、
活かせる基礎学力を育てたいと思います。

